2007年05月09日

ムットーニ展覧会情報

今月、名古屋の2会場で展覧会が開催されます。
 
【A GIFT FROM MUTTONI】
http://www.mikimoto.com/jp/news_events/topic_181.html
会場=ミキモト名古屋店 地下1階
     名古屋市中区栄3-15-37
     TEL:052-261-1808
会期=2007年5月10日(木)〜 6月3日(日)
     10:30〜18:30(水曜定休)
 出品作品=《ナイト アフター ナイト》
        《クリスタル キャバレー》 
        《ギフト フロム ダディー》 
        《ドリーム オブ アンドロイド》
内容=会期中毎時0分より 《ナイト アフターナイト》 《クリスタル キャバレー》
    《ギフトフロム ダディー》 の3台がタイマーにより順次作動し、
    約45分間のインタバルにドリーム オブ アンドロイドが作動
    ※会期中上演会はございません。  

【PLANET THEATER OF MUTTONI】
http://www2.odn.ne.jp/kenjitaki/kenbishi.html
会場=ギャラリー顕美子
     名古屋市中区栄3-20-25 北九ビル1階
     TEL: 052-264-7741
会期=2007年5月19日(土)〜6月2日(土)
     11:00〜18:00(日曜・祝日休廊)
出品作品=新作を含む7〜8台
       《タイムナビゲーター》
       《スターショップ(星を売る店)》 等
内容=新作の販売作品を含む代表作を展示
※上演会 5月19日 15:00〜/17:00〜の2回を予定

*当館の展覧会「ムットーニのからくり書物」でご好評いただいた
《スターショップ(星を売る店)》 がこちらでも出品されます!
posted by setabun at 14:11| 東京 晴れ| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月21日

常設展示の新コーナー、本日より

開館以来、当館の常設展示で人気を博してきました
「ムットーニのからくり劇場」コーナーがこのたび拡充いたしました。
平成18年度の企画展「ムットーニのからくり書物」を機に、
従来の3作品に加えて、新たに「からくり書物」作品を所蔵いたしました。
これを記念して、今期の常設展示では、新所蔵作品を含め一堂にご紹介いたします。

従来の3作品 《猫町》 《月世界探険記》 《山月記》、
そして 《Alone Rendezvous》 《漂流者》 《眠り》 《The Spirit of Song》の4作品、
作品図面デッサン、特製トランク、油彩作品などが
落ち着いた空間の中でゆっくりとご覧いただけます。

jousetsu2

また、作品上演の際には照明を暗くしますので、
よりよい環境でご鑑賞いただけるのではないかと思っています。
作品は下記のタイムテーブルで上演します。

作品上演タイムテーブル
A: 《猫町》 (約6分)
   《月世界探険記》 (約6分)
   《山月記》 (約6分)
    @10:30〜
    A12:30〜
    B14:30〜
    C16:30〜

B: 《Alone Rendezvous》 (約4分)
   《漂流者》 (約7分)
   《眠り》 (約6分)
   《The Spirit of Song》 (約5分)
    @11:30〜
    A13:30〜
    B15:30〜
    C17:30〜

jousetsu1

皆様のご来館を心よりお待ち申し上げております。

posted by setabun at 12:54| 東京 晴れ| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月16日

ご報告

おかげさまをもちまして、企画展「ムットーニのからくり書物」は
無事、会期を終了することができました。
どうもありがとうございました。

会期中、全国各地からたくさんの皆様にご来館いただきました。
本展覧会は4月1日、世田谷文学館開館以来の一日あたりの最多入場者数記録を樹立。
そして更に、最終日8日には、その記録を自ら更新するという快挙を成し遂げました。
ご来館いただきましたすべての方に、心より御礼を申し上げます。

この展覧会を通して、
書物の表紙を開いて物語を読み始めるように、
《ムットーニ》の世界への新しい扉が開いて、
新しい物語との出会いを体験していただけたとしたら、
そして、文学作品の新しい読み方を見つけていただけたとしたら、
とてもうれしく思います。
今回のこの《書物》は、ここでひとまず、本を閉じることにしましょう。

そしてここから、次なる書物の最初のページを…。
当館の常設展示「ムットーニのからくり劇場」に、
本展覧会にて展示させていただいた新作から、
新規収蔵作品が加わることになります。
常設展示は、ただいま展示替え作業を行っており、
4月21日から、装いも新たにお目見えします。
詳しくは後日お知らせいたします。
どうぞお楽しみに!

展覧会は終了しても、《からくり書物》は続いていきます。
新たな物語が始まります。
posted by setabun at 12:00| 東京 霧| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月08日

千秋楽

長きに及んだ本展覧会もついに最終日を迎える運びとなりました。
会期中にお越し頂きました、約一万人に及ぶ御来場の皆々様。
本当に有り難うございました。

   桜散り
   移ろう光 揺れながら
   からくり書物
   夢のあと

            ムットーニ

posted by setabun at 01:45| 東京 晴れ| ムットー日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月07日

「ムットーニのからくり書物」探訪記

「約二ヶ月に及んだ〈からくり書物〉もついに最後の週末を迎えた。
もう一度じっくり世界を堪能したいものだ。
よし!と、いうことで開館を目指し文学館に出向く。
乗り換えも順調。10時きっかりに到着する。
鯉も元気に泳いでいる。
4月だというのにこの時間はまだどことなく肌寒い。
いつものように受付でタイムテーブル表をもらう。
お出迎え人形が奥の通路へと誘っている。
赤い光が漏れた小窓からアトリエを覗く。
確かに本棚に《刺青の男》等の本が並んでいる。
図面と人形の通路は、人がいないとやけに長く感じられる。
と、思ったら、係員らしい女性が一人会場の写真を撮っている。
ん〜、資料写真か!これも会期大詰めの光景か…。
星の子コンペイ糖の《星を売る店》の部屋では、隅の方でカラカラと
ミラーボールが回り、光を投げ掛けている。
《海の上の少女》の女の子は私だけのために愛想を振りまき、
《アローン・ランデブー》のカバレリア・ルスティカーナと《ギフト・フロム・ダディー》の
ナレーションが入り交じって聞こえている。
そうだ!せっかくだから、誰も来ない間に《眠り》をベストポジションで見ておこう。
薄い黒カーテンを手でよけ、《眠り》の部屋に入る。
するといつの間に入ったのか、一つの人影が一番いい位置を陣取っているではないか。
見えない。私はポジションを確保しようと背後からその人影に近づいた。
するとその人影は何やらぶつぶつと独り言を言っているではないか!」

『ストライプの部屋をよぎる光を受けながら揺れる女。
鏡の中で実態化するもう一人の自分=現実。
彼女の中で臨界値に達する闇の領域…』
ギー ギー ギー ギー

「なんだ、この男は!訳の分からぬ事を言いながら、
一番いいところで独り占めしている。
ややカッとなった私は、その男を押しのけるように近づいた。
すると私の体がその男の体をすり抜け、男が立っていた位置に吸い込まれるように移動し、
いつの間にか真正面になった《眠り》の鏡の中に…。」
sleep

「おはようございます。今日はお早いお着きで、武藤さん」
「あ、どうも…」

《眠り》を作って以来離ればなれになっていた二つの人格が今、鏡の中で出会う。
ムットー日記・探訪記、これにて決着!

つづく。
posted by setabun at 09:40| 東京 晴れ| ムットー日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月04日

展示室の真夜中

遅ればせながら、タイムテーブル表なるものをとくと眺める。
ん〜、これはよく出来ている。
今まではこんなものはなかった。
聞けば、作品すべてをシーケンサーなるもので
コンピュータープログラミングしているらしい。
開館と同時に勝手にスイッチが入り作品を順番に動かし、
閉館と同時に作品を休ませるらしい。
大したものである。
一体どこにそんなものが仕込んであるのやら…。
狂ったりはしないのだろうかと、素人ながら心配になる。
もし何かの拍子に誤作動したら、真夜中突然人形が動きだし、
「ほら、さざ波の音が…」てなことになりはしないのだろうか。
ん?どこかでそんな話を聞いた事があるような…。
posted by setabun at 17:35| 東京 不明| ムットー日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月03日

「ムットーニのからくり書物」探訪記 Vol.8

「真夜中の展示室」

あなたは真夜中の展示室を想像した事があるだろうか。
警備員の姿はとうになく、人の気配がまったく無くなった展示室を
非常灯の明かりだけがぼんやりと緑色に染めている。
そこには普段騒音に紛れ聞き取れないエアコンのかすかな振動音さえない。
ただ闇と静寂が支配する無人の展示室…。

だが本当にそうだろうか。
かすかなきしむ音ともに、箱の中の番人がゆっくりと腕を上げ、
闇に埋もれた奥の通路を指し示しはしないだろうか。
暗闇から沈黙劇を演じる人形達が浮かび上がり、
彼らの鼓動のようにパルス音が響き、暗闇に命を吹き込みはしないだろうか。
どこかで小さく、とても小さくギアの絡む音がして、小箱の蓋が開く。
そして「ほら、さざ波の音が聞こえる…」
posted by setabun at 12:18| 東京 雨| 探訪記 by ムットーニ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

いよいよ最終週!

2月17日から開催しております「ムットーニのからくり書物」、
いよいよ最終週となってしまいました(泣)。

まだご覧になっていない方、とにかく一度お越しください。
ムットーニ史の新たな1ページとなる今回の展覧会、
ぜひぜひご自身で体験してください!
ご覧になった方、ご家族、お友達を誘ってもう一度!

春爛漫の文学館で、ムットーニワールドにひたるもよし、
展覧会図録
をひもときながら、喫茶どんぐりでムットーニ・オ・レを味わうもよし。
ここだけの話ですが、最終週の平日は、
ムットーニさんご本人によるサプライズ上演会もあるかも?!

皆様のご来館を心よりお待ちしております。
posted by setabun at 01:08| 東京 雨| イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月01日

「ムットーニのからくり書物」探訪記 Vol.7

《アローン・ランデブー》 光の旅人

《アローン・ランデブー》の宇宙飛行士は最上部で最も強い光を身近に受ける。
それは地球が反射した太陽の光、地球の夜明けの光である。
そして最下部で受ける惑星のリングの光、それは自らが大気圏に突入しながら辿る
軌跡の残光である。
だが勿論この時既に彼は燃え尽き存在していない事になる。
惑星のリングの光は、光の記憶であると同時に予兆、
言い換えれば宇宙の生命の営みが見せるデジャブーでもある。
alone

宇宙に生命と物語の誕生を告げる夜明けの光。
そして誕生以来繰り返されて来た崩壊と再生の残光。
この宇宙飛行士が辿る旅は同時に、宇宙の誕生とデジャブーとの間を行き来する、
光の旅でもある。
posted by setabun at 12:10| 東京 霧| 探訪記 by ムットーニ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月30日

「ムットーニのからくり書物」探訪記 Vol.6

《眠り》

眠りの主人公は最後の部分で、自分が乗った車を男達に揺さぶられながら
「何かが間違っている」と思う。
では一体、「間違っていないもの」は何なのだろう。
彼女が洗面所の鏡を見つめるシーンがある。
そこで彼女はこんな事を言っている。

「私は洗面所の鏡で自分の顔を眺める。15分くらいじっと見つめている。
自分の顔を純粋な物体としてまじまじと見つめる。
そうすると私の顔は自分から分離していく。
ただ純粋に同時存在するものとして。そして私はこれが現実なんだと認識する。
私は今こうして現実と同時存在しているのだ。」

彼女はここで「間違っていないもの」を見ている。
それは鏡に映った「純粋な物体として」の自分、そして認識された「現実」。
だとしたら、鏡の外側にいる彼女は何なのだろう。
彼女は鏡と向き合う事で「現実と同時存在している」自分を認識する。
車に閉じ込められた時、彼女がバックミラーを見ていたら……。
だが、すべては手遅れだったかもしれない。
眠れない時間が増すごとに彼女の中で増殖する闇。
その領域が、彼女の中で臨界値に達してしまったのかもしれない。
私の作品のラストシーンは、鏡の中の主人公が誰もいない部屋を見つめている……。
posted by setabun at 10:25| 東京 雨| 探訪記 by ムットーニ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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